失敗6:配当回数が多いほうが得かと思って四半期配当銘柄を選んだけどそうでもなかった

[予防策]回数が変わっても金額は変わらない

 配当の回数は1年に何回までならOKなのか。旧商法の時代は、配当の回数が年2回(期末配当と中間配当)までと決められていたのですが、2005年に制定された企業法により、配当の回数や時期の決まりがなくなりました。そのため、四半期ごとに年4回、株主に配当を行う「四半期配当」の企業もあります。

 一見、年4回も配当をもらえるなんてお得! と思えますが、利益に対する配当の割合はほぼ同じで、年間の配当金を4回に分けて受け取るか、2回に分けて受け取るかの違いということになります。

 そこで、注目したいのは、配当回数ではなく、毎年配当金が増えている「連続増配」の企業です。継続して利益を出せる財務力と戦略があるからこそ、増配が実現します。スーパースクリーナーで銘柄をチェックする際、過去にさかのぼって、配当が増えているかどうかもチェックしてみましょう。