ポイント2:とにかく「分散」

 投資先の「分散」も重要ポイントです。例えば、A企業のみに株式投資すると、その企業の株価の動向に自身の資産も左右されます。

 分散は投資先の企業や、投資する国、地域、資産など、さまざまな観点から分散することが望ましいとされています。投資信託であれば、最初から株や債券など複数の資産に投資をしたり、一つの国ではなく、世界中に投資をしているものもあるので、投資信託に投資をした時点である程度は分散されていることになります。

 また、「つみたて」も時間を分散していることになりますね。

ポイント3:「手数料」を確認

 最後に、投資をする上で押さえるべきポイントは「手数料」です。

 将来、どれだけの利益が出るかは分かりませんが、投資の際にかかる手数料は投資をする前から把握することができます。

 例えば、投資信託を購入するタイミングで2%の手数料がかかると、投資した後に投資信託の値段が2%上昇しても、儲けはありません。しかし、購入手数料がかからない投資信託であれば、投資した後に投資信託の値段が2%上昇すれば、その時点で投資した資産が2%増えたことになります。

 投資信託は購入手数料の他に、保有期間中にかかる信託報酬という手数料があります。保有している間にかかってくるので、こちらも長く持つと利益分に影響を与えるため、なるべく信託報酬が低い投資信託を選ぶ方がよいでしょう。

 手数料は安ければ安いほどいいというわけではありませんが、手数料が高いからといって、良い商品ということでもありません。しかし、無駄に必要以上の手数料を払う必要はありませんので、投資の際は取引をする金融機関でかかる手数料や、金融商品にかかる手数料はきちんと確認しましょう。