6位:AB&Company(9251)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]
株価:1,244円(2023年9月7日終値)
配当利回り:2.24%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1枚、500株以上で3枚の自社オンラインストア優待券(8,000円分)
その他条件:買い物1回につき1枚利用可
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第6位は直営やフランチャイズでヘアサロン「Agu.(アグ)」などを運営するAB&Company。

 10月末に100株保有で、同社のオリジナル商品を販売する公式オンラインストアで使用可能な優待券8,000円分が贈られます。

 日常で頻繁に使うシャンプー、トリートメントがメインの品ぞろえから8,000円相当の商品が贈られるので、かなり選びごたえのある優待といえるでしょう。

 同社はコロナ禍の来店客減少で業績が落ち込んでいましたが、直営店だけでなくフランチャイズ店の拡大に積極的で、今期2023年10月期は大幅な増収増益予想。

 来期2024年10月期の躍進にも期待が持てそうです。

 高額で使いごたえのあるシャンプー・トリートメント優待をもらいながら、さらなる株価の上昇にも期待できそうな銘柄といえるかもしれません。

7位:クシム(2345)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]
株価:346円(2023年9月7日終値)
配当利回り:ー%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分、500株以上で1,000円分、1,000株以上で1,500円分、2,000株以上で2,000円分のクオカード
その他条件:6カ月以上継続保有した株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第7位は暗号資産に用いるブロックチェーンのソリューション事業を手掛けるクシム。

 10月末に、100株を半年以上保有で、クオカード500円分が贈呈されるシンプルな金券優待になります。

 クシムはもともとeラーニングのシステムを提供するIT企業でしたが、現在は同事業から撤退し、暗号を使ってデータを処理・記録するブロックチェーン技術を駆使した暗号資産関連事業にシフトしています。

 偽造不可能な鑑定書付きのデジタルアートなど、NFT(非代替性トークン)を使ったサービスをゲーム会社や印刷会社に提供する新ビジネスが堅調で、2022年10月期に黒字転換。

 今期2023年10月期も増収・営業増益を見込んでいます。

 ただ、同社の株価は仮想通貨市場の好不調と連動しており、2023年に入っても株価の下落が止まっていません。

 投資には十分な注意が必要といえるでしょう。

8位:いちごオフィスリート投資法人(8975)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:90,500円(2023年9月7日終値)
配当利回り:5.07%
優待発生株数:1株以上
優待内容:抽選でJリーグ観戦チケット
その他条件:自社指定専用サイトで要応募
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第8位はオフィス系J-REITのいちごオフィスリート投資法人。

 10月・4月末に1投資口以上保有している投資主に、Jリーグ全クラブ・全試合を対象にした観戦チケットの抽選権が贈られます。

 2023年10月末投資主は、2024年2月から7月までがチケット抽選の応募可能期間になる予定で、各月を前半・後半に分けて応募が受け付けられます。

 各試合日ごとに、J1、J2、J3それぞれにつき1試合ずつ応募ができます。

 半年間、何度も応募できて、運が良ければ複数の試合を観戦できるため、サッカーファンやJリーグの特定チームを応援しているサポーターには非常に魅力的な優待といえるでしょう。

 同REITの業績は、保有するオフィスの売却やコロナ明けのオフィス需要の復活で上向きです。

 今後の予想分配金は2023年10月期が1口あたり2,015円、2024年4月期が2,059円。

 現在の投資口価格は1口9万500円ですので、分配金の予想利回りは年率4.5%を超えています。

 J-REITは外部から多くの資金を借り入れて運用不動産の購入に充てているため、金利の上昇などが少し心配です。

 ただ、投資口価格はここ4カ月ほど9万円前後で横ばい推移しているので、年率4%超という高利回りの分配金をもらいながら、Jリーグ観戦も楽しみたい人には、おすすめの優待銘柄といえるかもしれません。

9位:日本ハウスホールディングス(1873)

権利付き最終月:10月[信用銘柄]
株価:377円(2023年9月7日終値)
配当利回り:5.32%
優待発生株数:1,000株以上
優待内容:自社子会社商品(スープセット)
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第9位は、岩手県創業の住宅メーカーで、国産ヒノキにこだわった注文住宅建設が主力の日本ハウスホールディングス。

 優待取得には1,000株(投資金額約37万7,000円)を保有する必要があり、10月末に1,000株以上保有で一律、スープセットが贈呈されます。

 スープセットは、同社の子会社日本ハウス・ファームが北海道の函館農場で生産したじゃがいもとかぼちゃを使用したもの各2点ずつになります。

 同社はメインの注文住宅事業が軟調で今期2023年10月期は減収減益予想、株主配当も減配予定で第3四半期(2022年11月~2023年7月)までの業績は赤字です。

 しかし、来期2024年10月期は「ワザック」ブランドのマンションが価格高騰で好調、傘下のホテル事業もインバウンド需要を取り込み増収増益に転じる見込みです。

 2023年に入って株価は400円割れしていますが、8月以降、反転上昇しており、来期の業績好転にともなう株価の上昇継続に期待したいところです。

10位:ファースト住建(8917)

権利付き最終月:10月、4月[貸借銘柄]
株価:1,204円(2023年9月7日終値)
配当利回り:3.62%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分のクオカード、300株以上で商品
その他条件:2023年4月の商品は手延べそうめんセット。1年以上継続保有(10月・4月の株主名簿に連続3回以上記載)した株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第10位は兵庫・大阪中心に分譲住宅・マンションを建設・販売するファースト住建。

 10月・4月末に100株を1年以上保有していると、クオカード500円分が贈られます。

 300株(投資金額約36万1,200円)を1年以上保有している場合は、クオカードではなく、特産品が贈られます。

 2023年4月末に300株以上保有の株主には、「手延素麺(そうめん)揖保乃糸食べくらべセット」が贈呈されました。

 同社の業績は、価格競争の激化や建築資材高騰で落ち込んだ前期2022年10月期から今期2023年10月期は大幅に回復する予想になっていますが、第3四半期(2022年11月~2023年7月)まではいまだ前期比減益となっています。

 今後は関西や関東だけでなく、名古屋圏への進出にも力を入れており、株価も業績好転を期待して2023年に入ってから小反発しています。

 年間配当金はここ数年、1株当たり43円が続いており、予想配当利回りが3.6%超と高い点も魅力です。