気になるあの本をチェック!
『会社四季報』で発見 10倍稼ぐ!ESG株
答えてくれた人
ビジネス社 取締役 中澤直樹さん
著者ってどんな人?
瀧澤 信さん
1972年12月8日生まれ。成蹊大学経済学部経済学科卒業。1996年、明治生命保険相互会社(現・明治安田生命保険相互会社)入社。1997年、バングラデシュのグラミン銀行創設者、ムハマド・ユヌス氏の下で研修を受け、ESGの道を志す。2000年、株式会社グッドバンカー(日本初のESGファンド「日興エコファンド」の調査を担当するESG専門投資顧問会社)専務取締役COO就任。2002年、野村證券株式会社入社。2006年、株式会社サステイナブル・インベスター(富裕層向けESGプライベート・バンク)を起業、代表取締役社長就任(現任)。2016年、複眼経済塾株式会社・取締役シニアESGアナリスト兼事務局長就任。琉球大学・金融人材育成講座(2007)「環境と金融」講師。清泉女子大学講師。映画「うみやまあひだ」プロデューサー。
▼資格・受賞
公益社団法人日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。マドリッド国際映画祭2015外国語ドキュメンタリー部門・最優秀プロデューサー賞。
どんな人にオススメ?
・投資信託に慣れ、個別株の組み合わせに興味を持っている人。
・新NISAで株式投資を始めたい人
・ESG銘柄に興味がある人
この本の、ここが読みどころ!
著者イチオシの、社会課題の解決を実現しそうな「ESG(Environment/環境・Social/社会・Governance/企業統治)銘柄」20社を一挙紹介! 環境・社会・ガバナンスの、三つの観点への取り組みや配慮が十分になされた企業を20社、厳選しています。
たとえば、風力、アンモニア、原子力、再生エネルギー、地熱、海洋資源、次世代エネルギーなどが、太陽光を追いかける形で、今注目され始めています。このテーマでまず195社をピックアップ。それをさらに、業績成長%、営業利益%などで、真の「ESG銘柄」を20銘柄に絞ったのがこの本です。
『会社四季報』に掲載された各社のリアルな記事を徹底分析。分かりやすく、説得力のある解説で、ESG銘柄の魅力が十分理解できる内容となっています。
編集者の制作秘話
投資と言うと、「お金が儲かればいい世界」という印象があるかもしれません。しかし、人を蹴落としてまで自分だけが儲かればいい、と思う人もあまりいないと思います。この本は、投資をするにしても、品位と品格をもって、世の中に意味のある投資をしたいという人のための一冊です。
営利目的と、世の中を良くすることを両立できるのがESG企業。自分が応援(投資)する企業が、利益と共に、環境や社会に良い影響を与えていることで、応援する側の意欲や、自信も増すと思います。
この本の編集を通して、世の中にほとんど知られていないけれど、すごい「社会解決力」を持った会社を発掘する楽しみを満喫できました!
SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)、ESGは、今ブームとも言えますが、このブームに踊らされないモノの見方・考え方が上手につかめる本です。