アクティブファンド選びのウソホント(1)インデックスとアクティブの違い

 投資信託は、その運用方法による違いから主にインデックス運用を行う「インデックスファンド」とアクティブ運用を行う「アクティブファンド」の二つに分けられています。

インデックス運用とは?

 インデックス運用とは、「市場全体の平均的なリターンの獲得」を目的に運用されています。つまり、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、代表的な株式指数などをベンチマークとし、これらの指数と同じ値動きをすることを目的として運用されています。良くも悪くも平均的な投資結果を目指す投資信託といえます。

アクティブ運用とは?

 その一方、アクティブ運用は「市場全体の平均的なリターンを上回る運用成果」を上げようとするものです。現在、投資家が購入している投資信託の残高(純資産総額)は、全体で約145兆円。そのうちインデックスファンドが約71兆円(49.0%)です(※)。インデックスファンドに該当しないものの大半はアクティブファンドに分類されています。

※2021年2月末時点。出所:一般社団法人投資信託協会