アクティブファンド選びの鉄則2:名称に惑わされずにファンドを選ぶ

 アクティブファンドにはその投資テーマに合わせて名称が付いていて、中には愛称が付いている商品もあります。投資家に興味を持ってもらえるように特徴が分かりやすく、値上がりが期待できそうな名称がついています。しかし、名称だけでファンドの良しあしは判断できません。

 そして、気になる名称の投資信託があれば、まずは同じようなテーマのETFがないかを確認することを忘れてはいけません。似た投資先でありながら、コストを抑えて投資できる可能性もあります。

アクティブファンド選びの鉄則3:新規設定のファンドは様子見に徹する

 ここ数年は数が減りましたが、新規設定される投資信託は毎年数多くあります。その中で、金融機関が販売に力を入れる商品は、設定当初で数千億円もの資金を集めることも珍しくありません。

 それだけ運用会社も力を注いでいるといえる商品ですが、新しく運用が開始された投資信託がどのような銘柄をどんな比率で組み入れていくのか、運用中の見直しはどのように行っていくのかは運用が始まってみなければ分かりません。

 インデックスファンドであれば、もともと市場平均を目指しているので、新規設定されたファンドでも大して問題になりませんが、実績のないアクティブファンドは未知数です。あえて新規設定のタイミングで投資をする必要はないでしょう。