※この記事は2019年7月26日に掲載されたものです。
前回の第7回では、綿花相場の急騰について書きました。今回は同じ農産品銘柄の一つ、「コーヒー」の急騰の噺です。
※コーヒー豆の種類や生産、消費、輸出、輸入などの基礎的なデータは以前のレポート「コモディティ☆クイズ【9】「コーヒー関連国(地図付)」の世界シェアは?」 で確認することができます。
1975年から1976年にかけて、コーヒー先物価格が急騰
以下は、米国の先物市場で取引されているコーヒー豆(アラビカ種)先物の価格です。これは、コーヒー豆の国際的な価格の指標の一つです。
1975年初頭、コーヒー価格は1ポンドあたり46セント前後で推移していました。しかしその後、1977年3月に300セントをつけました。およそ2年間で価格が約6倍になったのです。
これ以前の40年間、コーヒー相場は安値が50セント近辺、高値が300セント近辺で停滞していました。1975年前後の約2年間で、歴史的な安値から歴史的な高値まで、目いっぱい上昇したわけです。まさに歴史的な急騰だったと言えます。
吉田 哲
楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。
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