外国人の買いが日経平均の上昇をけん引

 東京証券取引所の発表によると、外国人投資家は先々週(5月15~19日)日本株を約1兆3,000億円も買い越ししています(株式現物と日経平均先物・TOPIX先物の合計)。これで、4月以来の買い越し額は約6兆5,000億円に達しました(現物と先物の合計)。

日経平均と外国人の売買動向(買越または売越額、株式現物と日経平均先物・TOPIX先物の合計):2022年1月4日~2023年5月26日(外国人売買動向は2023年5月19日まで)

出所:東証データより楽天証券経済研究所が作成

 外国人投資家は現在、米国株よりも相対的にファンダメンタルズの良い日本株を選好していると考えられます。これまで外国人投資家の大半が日本株をアンダーウエート(基準となる組入比率よりも低い組入)としてきたために、日本株の組み入れを引き上げるために積極的に買ってきていると考えられます。

日本の株価・地価・物価・賃金は国際比較で「割安」と判断

 私は「日本株は割安で長期的に良い買い場を迎えている」といつもお話ししています。短期的に急落・急騰を繰り返す可能性はあるものの、令和の内に日経平均は史上最高値を更新して4万円まで上昇すると予想しています。

 ところが「日本株はバブルだ、いつか来た道だ」と声高に警鐘を鳴らす人もいます。今の日本株は財務内容・収益力・配当利回りから見て割安で、かつて経験したバブルには全く当てはまらないと考えています。

 30年前、日本の株価・地価・物価・賃金は、国際的に比較して極めて「高い」水準にありました。今は、その逆です。株価・地価・物価・賃金は、国際的に比較して「割安」になっていると思います。外国人投資家は、日本株が割安と判断して、買っているのだと思います。

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