三大割安株の上昇傾向続く

 2022年以降、グロース株(成長株)が不振の中、バリュー株(割安株)の株価上昇傾向が続いてきました。

TOPIXバリュー指数・TOPIXグロース指数・日経平均の推移比較:2020年末~2023年5月24日

出所:QUICKより楽天証券経済研究所が作成

 中でも、「三大割安株」と私が呼んで推奨してきたバリュー株が好調です。「三大割安株」とは私が勝手にネーミングしたもので、金融・資源関連・製造業(自動車・素材など)の三つのセクターの株のことです。

 この三セクターに、利益も配当もしっかり出してきているのに株式市場で「オールド株」とみなされて人気がなく株価が低迷してきた銘柄が多数あります。結果的に、配当利回りが高く、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)が低い銘柄が多いので、私は三大割安株と名付けました。

 今日は、1株単位から売買できる楽天証券の「かぶミニ」を使って、三大割安株をまとめ買いする方法をご紹介します。その前に、三大割安株の近年の株価変動要因をレビューします。