※この記事は2018年7月23日に掲載されたものです。
日経平均株価が大きく下がった日…。
皆さまの中には、「資産状況を見るのが怖い…。どのくらい下がっているのかを見た時に、さぁーっと血の気が引くのがわかるので、できれば見たくない。でも見ないわけには…」という方もいるのではないでしょうか。
失敗する人の心理は、下がると「怖い」、上がると「今買わないと乗り遅れるかもしれない」、そして、買って下がるとまた「怖い」の繰り返しになっているように見えます。結果として、ワァー、ギャーと騒ぎながら「下がると怖いので売ってしまい、上がると焦って買ってしまう」を繰り返して、相場が波乱状態にある中で資産を減らしていってしまうのです。
損する理由は、銘柄のせいでも、相場のせいでも、政治のせいでもない
うまくいかない人は、うまくいかない本当の問題の正体が自らの「一喜一憂」の心理にあることに早く気付くことです。あなたの資産が減ったのは、保有している銘柄(企業)のせいではありません。トランプ米大統領のせいでも安倍首相のせいでもありません。少々言葉がきついかもしれませんが、あなたのせい(心の問題)です。
しかし、決してあなたが悪いと言っているのではありません。あなたの心の問題だとしたら、あなた次第で何とでもなるということです。トランプ大統領や安倍首相のせいだとしたら、それこそ大変です。トランプ大統領や安倍首相があなたの資産のことを考えてくれるでしょうか?
「そうか、自分は自らの一喜一憂に踊らされていただけだったんだ!」
そう心の底から思えた時に、初めて冷静さを取り戻すことができるでしょう。