今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは137.30円
↓下値メドは135.50
FOMC:FF金利レートが6.00%まで引き上げられる予想増える
米利上げ:NY連銀総裁「状況に応じて利上げを加速する」
米利上げ:NY連銀総裁、利下げ観測を否定。「FRBは金融引き締めを数年間継続する必要」
米債務上限問題:共和党「財政改革なくして債務上限拡大なし」
南ア:電力危機深刻化で「非常事態宣言」を検討
南米:ブラジル・アルゼンチンの「共通通貨構想」、やはり頓挫
カナダ:BoC「経済減速が冷えすぎないように、利上げを休止する必要がある」
インフレ:ピークを過ぎても、目標値まで下がるには時間がかかる
スウェーデン:リクスバンク「インフレ抑制のために、クローナ高が望ましい」
メキシコ:メキシコ中銀、インフレ見通し引き上げ。FRBとの政策路線の違い目立つ
「経済が過熱したままならば、今月のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合では利上げ幅を0.25%から0.50%に戻す。」パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がこのように議会で証言したことで、今月発表される経済指標の重要度がこれまで以上に増すことになった。
経済指標の重要度が増す一方で、最近は予想と結果のギャップや振れ幅が大きくなっているため、それらのデータに頼る中央銀行の政策ガイダンスの信頼性が低下するという皮肉な現象も起きている。
今夜は米2月雇用統計の発表だ。2月雇用統計の詳細には、ぜひ「最近の雇用統計の予想のハズレっぷりがひどすぎる!金曜夜の発表はどのポイントをおさえるべきか?」をお読みください。
3月9日(木曜)のドル/円は「円高」。
1日のレンジは135.94円から137.37円。値幅は1.44円。
2023年49営業日目は137.32円からスタート。
昨日までのドル買いの勢いはやや力を失い、高値は東京時間の朝、開始後すぐにつけた137.37円まで。
昼過ぎに137円を下抜け、さらにNY市場に入ると雇用統計に備えたポジション調整が活発になり、夜遅くに136円を割ると135.94円まで下落して安値をつけた。パウエルFRB議長の「0.50%利上げ」で上昇した分すべてを吐き出す形となった。終値はやや戻して136.12円(前日比▲1.26円)。
レジスタンス:
136.40円(200時間移動平均)
137.37円(03/09)
137.91円(03/08)
サポート:
135.94円(03/09)
135.54円(03/07)
135.36円(03/06)
135.24円(03/01)
雇用統計の前にも大きなイベントがある。日銀は本日、金融政策決定会合の結果を発表する。黒田体制下における会合はこれが最後。日本の年度末直前での金融政策の変更は行わないという見方が多いが、一部にはYCC(イールドカーブ・コントロール)の変動幅を1.0%に拡大するとの期待もある。