ポイント×NISAはどう考えるべきか

 各種ポイントをNISAで利用すべきか否か迷う方もいらっしゃるでしょう。ポイントで投資するメリットは、(1)その分キャッシュアウトを防ぐことができる、(2)期待リターンがプラスの資産を増やすことができる点です。

 世界株インデックス投信のように幅広く分散された株式投資信託ならば、年率5%程度の期待リターンがあるというのが通説です。したがって、余っているポイントがあり、特に用途がない場合は、NISAでの投資に利用すると、増加を期待できるので有意義だと考えます。 

 もちろん損するリスクもありますが、幅広く分散された株式が運用対象の投資信託なら、長期投資すれば長い目で見るとプラス・リターンを期待できます。

ポイントを投資に回せば失効リスクが減少

 通常のポイントは刹那的に利用して消えていきますが、楽天ポイントなら運用して育てていける点がユニークです。

 ポイントの有効期限が近いけど少量のポイントなので交換できない、そもそも論として交換を忘れてしまうことが多い状況となっています。

 統計を取ると各種ポイントはそれなりの割合で失効してしまっており、日本全体では年間で約500億円のポイントが失効しているというデータもあります。

 せっかく貯めたポイントも、無駄になってしまっては元も子もありませんよね。

 そうした情勢下、楽天ポイントは自動的に投信積立や株式購入に充当することも可能で、ポイントの有効期限が切れて無駄になるというリスクがなくなります。しかもNISAによる非課税メリットも享受可能です。

 やはり日々の仕事や家事、子育てなどで忙しくて、ポイントには気が回らないという方も多いでしょう。そのような方にとってポイントを投資に充当できる仕組みは利便性が高いです。

 ポイントで投資信託に投資した場合は、無難な分散投資が可能なので、20~30年といった長期的には着実なリターンを期待できます。

 もちろん逆に減少してしまうリスクはありますが、増やしてリターンを得ることも可能です。

 自分の貯金を投資するのは抵抗があるけれども資産運用を試してみたい方、ポイントを増やすことを狙いたい方にピッタリのサービスです。

 少子高齢化で将来的には現役世代と高齢者が1対1になるという観測もあり、老後の年金には不安が多い状況です。

 このような情勢下では、資産運用の重要性がUPしています。資産形成には(1)収入を増やす(2)支出を削る(3)資産運用で収益を獲得する、の三つが重要です。

 しかし、収入を増やすのは簡単ではありませんし、支出を過度にカットすると人生の楽しみが減ってしまいます。

 したがって、ポイントを利用して投資するというのも、有効なストラテジーの一つと評価できます。

連載:まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!