※本記事は2009年6月19日に公開したものです。
今回は、退職後のお金の運用に関して、主な注意をまとめてみたい。読者ご自身が退職者あるいは退職予定者である場合にお役に立つものにすることはもちろん、読者の親・兄妹・親戚・友人などにプリントアウトして配りたくなるような「退職後のお金の運用の覚え書き」となるような内容を目指す。
まず、はじめに原則を列挙しよう。原則は10原則プラス番外1個にまとめたが、今回は前半の5個の原則をご紹介する。次回に、後半の5原則と、「番外」の心得を説明する。
≫退職後の個人のお金の運用の要点(下)を読む
前半は「考え方」的なものが多く、後半に直裁で具体的な原則が多い。
退職後のお金の運用のための10原則(前半の5個)
(1)基本は普通の運用と同じ。退職後だからといって特別な方法はない
(2)追加的な稼ぎに制約があることが唯一の特徴
(3)退職金が振り込まれた銀行では資産運用しない!
(4)インカム・ゲインにこだわらない
(5)長期国債よりも1%以上利回りの高いものは理由を考える
(6)ゼロサム・ゲーム的なリスクに投資しない
(7)保険(特に医療保険)をなるべく使わない
(8)リスクを取りたくないお金はMRFか個人向け国債に
(9)リスクを取る運用は内外のインデックス・ファンドに4対6で投資
(10)個別株への投資は分散投資が基本
<番外>財政破綻よりもインフレよりも恐ろしいのは目の前のセールスマン
それぞれの項目についてご説明しよう。
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