★筆者が選ぶ10万円株は2ページに掲載しています。
景気悪化の中、これほど強い局面は稀有
米利上げ(=米インフレ動向)が気にされ、全般アップダウンが激しく、とりわけダウンサイドの動きが気にされる中でまるで別天地にいるかのように株価が堅調な一群があります。
「国内消費」に関する銘柄がそれです。足元年初来高値を更新した消費関連主力株の動きをまず確認しておきましょう。
ここでの「主力株」の意味は、時価総額や流動性ではなく「多くの人が(その企業を)知っている」、「日常的な生活と結びつきが強い」というものです。
【消費関連主力株】
三越伊勢丹ホールディングス(3099・プライム)
百貨店の首位企業です。新宿伊勢丹、日本橋三越が旗艦店です。
・1年日足チャート
高島屋(8233・プライム)
東京、大阪をはじめ全国展開する老舗百貨店です。
・1年日足チャート
マツキヨココカラ&カンパニー(3088・プライム)
都市型ドラッグストアの草分け的存在です。
・1年日足チャート
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532・プライム)
総合ディスカウント店「ドン・キホーテ」などを展開しています。
・1年日足チャート
エービーシー・マート(2670・プライム)
靴小売り最大手「ABCマート」を国内外で展開しています。
・1年日足チャート
これだけではなく、私鉄株も軒並み高となっています。私鉄企業は駅周辺商業施設や飲食店、ホテルを展開している企業がほとんどで、やはり国内の消費動向に敏感に反応します。
東名阪の私鉄株の動きも確認しておきます。私鉄株がこれだけの長い期間にわたり、ほぼ一斉高となる局面はほとんど記憶にありません。
【東名阪の私鉄株】