相場の暴落は全て政策金利の引き上げが原因だった!?
米国のイールドカーブがだんだんとフラット化してきている。これは株価急落へのアラートである。
米国のイールドカーブとS&P500の推移
市場がこの先、深刻な事態を迎えるのはFF金利が長期金利(10年国債金利)を上回ってからである。
1970年代初頭のニフティ・フィフティ(すてきな50銘柄)相場の崩壊、1990年代後半のITバブルの崩壊、2008年のリーマンショック(世界金融危機)など、相場の暴落は全て政策金利の引き上げが原因だった。
米国の利上げとバブルの崩壊 FF金利(赤)と10年国債金利(青)の推移
KBホーム(週足)
逆イールドはいつもFRBの利上げによって起こる。(1)賃金は上がらずインフレにならず資産価格だけが青天井、(2)中央銀行の爆買いという自作自演、(3)低ボラティリティという三つの特徴を持っていた<エブリシングバブル(なんでもバブル)>も、大きな曲がり角に来ているようだ。