株価出直りが期待されるグロース株
コード | 銘柄名 | 株価(円) | |||
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2413 | エムスリー | 4,654 | |||
7741 | HOYA | 13,820 | |||
4689 | Zホールディングス | 495.1 | |||
6869 | シスメックス | 9,414 | |||
6383 | ダイフク | 8,500 | |||
※株価データは2022年8月3日終値ベース。 |
エムスリー(2413・プライム)
医療従事者向けに製薬会社の情報提供を支援するサイトを運営しています。
・1年日足チャート
HOYA(7741・プライム)
眼鏡レンズ、半導体用マスク基板に強みを持つ精密機器メーカーです。
・1年日足チャート
Zホールディングス(4689・プライム)
傘下にヤフーを擁する持株会社で、国内ネットサービスの先駆企業です。
・1年日足チャート
シスメックス(6869・プライム)
臨床検査機器で国内首位、血球計数機器で世界トップシェアを誇る医療機器メーカーです。
・1年日足チャート
ダイフク(6383・プライム)
国内最大手の物流システム総合メーカーで世界首位級企業です。
・1年日足チャート
台湾を巡る米中対立はしばしば起こる可能性も
アジア歴訪を開始したナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問、中国政府が激しく反発しました。8月2日の東京市場で日経平均が反落したことも(398円安)、米中関係に決定的な亀裂が生じ、中国が台湾に対し軍事行動を起こすきっかけになるのではという懸念によるものでした。
米ホワイトハウスはペロシ氏の訪台に先立ち「ペロシ議長には訪台する権利がある」とする一方で、中国が台湾海峡周辺での軍事的威嚇を強める可能性(軍事演習や海峡へのミサイル発射を想定)に言及しています。ただ、「米国の『一つの中国政策』は不変」と強調、中国への配慮も行った格好です。
1950年代以降、数度にわたり「台湾海峡危機」が起きていますが、今のところ最後となる「第三次台湾海峡危機(1995~1996年)」は、台湾総統選挙で中国と距離を置く李登輝候補(当時)が優勢に選挙戦を進め、台湾世論をけん制するため中国人民解放軍が台湾海峡で大規模な軍事演習を強行したものです。
台湾海域にミサイルを撃ち込むなどの威嚇行為をし、米国軍が空母機動部隊を派遣し中国軍の動きをさらにけん制、台湾周辺で一気に軍事的緊張が高まりました。
今回、ペロシ氏訪台に端を発し、同様の事態に発展する可能性は…ほぼないと思われます。米国の有力政治家が訪台すること自体は、台湾の政治体制に大きな変化を与えるものでもありません。米国も「『一つの中国政策』は不変」としています。
大きな現状変更を伴うものではなく、逆に中国による軍事的緊張によって、台湾のアイデンティティ(自主独立)が高まる可能性もあります。そうなると、中国にとってあまり得策でない流れになるかもしれず、今回の反発は軽微にとどまる公算です。
この先も台湾を巡る地政学的リスクが意識される局面はあると思われますが、その際には米台中それぞれの主張や立場について、過去の事例を含め判断し、株式市場にどのように影響するかを考えることになります。