過去3カ月の推移と今回の予想値
7月雇用統計の予想
BLS(米労働省労働統計局)が8月5日に発表する7月の雇用統計は、市場予想によると、NFP(非農業部門雇用者数)は25.0万人の増加。雇用者増加数が30万人を下回るならば、昨年11月以来となります。
失業率は、前月比横ばいで3.6%の予想。平均労働賃金は、前月比+0.3%、前年比+5.0%で、前月比は横ばい予想ですが、前年比は4月の5.5%をピークに緩やかに低下傾向が見られます。
6月雇用統計のレビュー
7月8日に発表された6月の雇用統計のNFPは、雇用を拡大する業種が広範囲に及ぶ中、特にレジャー・サービス業やヘルスケア業を中心に雇用が増え、事前予想の24.0万人増を大きく上回る37.2万人の増加となりました。
ただし、過去3カ月の平均値(41.6万人増)には届きませんでした。失業率は3.6%で横ばい。平均労働賃金は、前月から+0.3%、1年前に比べると+5.1%上昇しています。