今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは138.35円
↓下値メドは135.15円
円:6月の日本のインフレ率は2.4%、実質賃金は1.8%下落
米中関係:コロナ理由に非友好国への移動制限。NY-上海の航空運賃が140万円に
米中関係:米国の最終目標は、中国を孤立させ、経済的な「デカップリング」を実現すること
米露関係:米国はロシアの体制変化を望んでいるが、露骨にロシアを追い詰めるのは危険
欧州:EUが加盟国に15%の節ガス要請。南欧諸国「まずドイツが節約しろ」
ドイツ:ノルドストリーム40%稼働維持なら10月末に備蓄90%、配給制を回避
ドイツ:ガス配給制ならば、ドイツの化学産業や自動車産業は壊滅的な打撃
夏休み:コロナ自粛明けて欧米で夏のバカンスが大ブーム。秋に消費の大反動の心配も
米雇用市場:米企業で採用凍結、レイオフ始まる。フォードCEO「社員が多すぎる」
FOMC(米連邦公開市場委員会)は、昨日(日本時間28日未明)政策金利を発表した。FOMCは6月に続いて0.75%の利上げを決定し、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利は 2.25 -2.50%に引き上げられた。2月に0.00-0.25%だったFF金利は約半年間で10倍になった。
しかし今回の0.75%利上げをマーケットはすでに織り込み済。関心はすでに次回9月に移っている。9月利上げが3会合連続で0.75%になるか、それ以上の1.00%になるのか、あるいは0.50%にペースダウンするのか。FRB(米連邦準備制度理事会)がフォワードガイダンスを事実上廃止してから、予測は難しくなった。FRBは「データ次第」と述べているので、雇用統計や消費者物価指数など今後発表される米経済指標の重要度が増している。
現在のメインシナリオは、9月に0.75%、さらに11月と12月にそれぞれ0.50%ずつ利上げして、2022年末のFF金利4.00-4.25%まで引き上げるというものだ。
7月27日(水曜)のドル/円は「円高」。24時間のレンジは136.31円から137.46円。値幅は 1.15円。 2022年の148営業日目は136.91円からスタート。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の時間帯までは136円台後半の取引が続いていたが、FOMC後のパウエル議長の発言を受けて明け方に137.46円まで大きく上昇。ところがその後は、この日の安値となる136.31円までわずか20分間で急落した。 終値は136.62円(前日比▲0.34円)。
27日のユーロ/円は「ユーロ高」。レンジは138.44円から139.51円。
138.51円からスタートして、夜の初め頃に下げた138.44円が安値。FOMC発表後はユーロが対ドルで大きく上昇したことで139.51円まで大きく値を伸ばす。しかし、ドル/円が円高に動いたことに引っ張られ前日の高値(139.84円)には届かなかった。終値は139.36円(前日比+0.81円)。
レジスタンスは、
139.51円(07/27)
139.84円(07/26)
139.95円(200時間移動平均)
サポートは、
138.44円(07/27)
138.13円(07/26)
137.99円(07/14)
27日のユーロ/ドルは大幅な「ユーロ高」。レンジは1.0097ドルから1.0221ドル。
東京時間未明、FOMCの発表前に1.0097ドルまで下がり7月18日以来の安値をつけたが、パウエル議長の記者会見後は強力に反発した。明け方に1.01台を通り抜けさらに1.02台に戻して1.0221ドルまで上値を伸ばす。しかし1.0250から1.0300ドルに横たわる強い売りゾーンの手前で失速した。パリティ(1.00)割れのリスクはいったん遠のいたが、ユーロ反転というほどのパワーは見られなかった。終値は1.0200ドル(前日比+0.0084ドル)。
レジスタンスは、
1.0221ドル(07/27)
1.0250ドル(07/26)
1.0258ドル(07/25)
サポートは、
1.0180ドル(200時間移動平均)
1.0097ドル(07/27)
1.0079ドル(07/18)
1.0007ドル(07/15)