3.中長期的な成長トレンドの踊り場こそ投資の機会!

中長期的な成長期待がある半導体関連株は、成長の踊り場こそが投資の機会!

「産業のコメ」といわれる半導体は、産業として中長期的に成長してきましたし、今後も大いに成長が期待できると考えています。

 コロナ禍で加速した社会のデジタル化は今後もますます進み、環境保護の観点からEV需要は中長期的に拡大、自動車の電装高度化もますます進むでしょう。そうした意味では、半導体関連株は中長期的に非常に有望な投資先であると考えています。

 ただし、株価は期待先行でEPS成長などの実力をはるかに超えて上昇してしまうこともあり、そうした局面からの調整はつきものです。年初来の急落もそうした現象の一つであると考えています。

 一方、投資タイミングということを考えると、現状のように、一時的に将来期待がはがれ、目先の業績悪化や金利上昇などを警戒し、株価バリュエーションが調整している踊り場局面こそ、エントリー・タイミングとしてふさわしいのではないかと考えています。

 EPSなどの業績が改善することが明らかになる前に株価は底入れして上昇に転じるでしょうから、業績悪化を恐れている当面の期間が投資の機会になるのではないかと考えています。

[図表3] 世界半導体売上高と半導体株指数のEPSの推移 

期間:2006年1月~2022年6月、月次
世界半導体売上高:Semiconductor Industry Association(SIA)Global Semiconductor Sales Data
半導体株指数:SOX指数
(出所)Bloombergを基に野村アセットマネジメント作成

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