今日の為替ウォーキング

今日の一言

一番難しいのは行動すると決意すること、そのあとは粘り強く続けるだけ

The Logical Song

 BLS(米国労働統計局)が7月8日に発表した6月の雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)は、労働力を求める業種が広範囲に及ぶなか、特にレジャー・サービス業やヘルスケア業に中心に雇用が増え、事前予想の24.0万人増を大きく上回る37.2万人の増加となった。ただし、過去3カ月の平均値(41.6万人増)は下回った。前月分は42.8万人から38.4万人に若干下方修正されている。

 失業率は3.6%で横ばい。コロナ流行後の2020年4月に14.7%まで悪化した失業率は、今では2019年9月に記録した過去最低水準の3.5%の目前に迫っている。

 平均労働賃金は、前月から+0.3%、1年前に比べると+5.1%上昇。さらに、前月分は、前月比+0.4%、前年比5.3%に上方修正された。アトランタ連銀の賃金追跡調査によると、労働賃金は過去最大の上昇率となっている。

 労働賃金の上昇圧力は一向に和らぐ様子はない。FRBは労働コスト上昇から来るインフレ抑制のために、さらにタカ派になる必要がある。

今週の 注目経済指標

出所:楽天証券作成