今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは137.65

下値メドは134.75

WFH:在宅勤務は、通勤時間を業務の時間に使うことができてより効率的である
WFH:在宅勤務の普及が消費行動を変える。週末の支出はコロナ前上回るが、平日の支出は逆に減少
新コロ:中国ロックダウンの影響でフェラガモの売上が2桁の落ち込み
新コロ:マカオのカジノ収益が激減。中国のゼロコロナ政策で観光客減
欧州:EUが、財政規律など「SGP(安定・成長協定)」の一時停止を延長
英国:英国の失業率の急低下、バイトで複数の仕事を掛け持ちしている可能性も
FRB:NY連銀総裁「コロナ対応の金融支援政策は早急に終了しなくてはいけない」

 6月22日(水曜)のドル/円は「円高」。
 24時間のレンジは135.66円から136.71円。値幅は1.05円。 

 2022年の123営業日目は136.61円からスタート。

 東京時間朝に、前日の高値に並ぶ136.71円まで円安に動くが、高値更新には至らず、徐々に値を下げる。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米経済に対して弱気な見通しを示したことで下落、 夜遅くに135.66円をつけた。すかさず買い戻しが入って136円台に戻したが、終値は136.21円(前日比▲0.46円)と、4営業日ぶりに前日比円高水準で終わった。

レジスタンスは、
136.71円(06/22)
135.44円(06/20)
135.59円(06/15)

サポートは、
136.66円(06/22)
134.92円(06/21)
134.53円(06/20)

 パウエルFRB議長は、この日の議会証言において「景気後退の可能性が高まっている」との考えを示した。米経済のソフトランディングは「非常に困難だ」とも発言するなど、以前に比べて非常に弱気な発言が注目された。

 利上げ効果が思ったように上がらず、FRBが政策に自信を失いつつことを示している。米国のインフレ率は、短期間でFRBの目標値のほぼ5倍(!)まで上昇した。このインフレを2年以内に2%まで引き下げようとするなら、さらに大幅で急速な利上げが必要であり、米国の失業率は8%以上に悪化するという予測がでている。

 物価上昇が11%に達するのは時間の問題といわれる英国のBOE(イングランド銀行)、あるいはECB(欧州中央銀行)は、輸入インフレを抑制するために、ポンドやユーロを通貨高に誘導しようとしているが、効果が上がらず苦しんでいる。その中で公式に自国通貨安を歓迎している日本は異例。自国民の生活を犠牲にしても、円安を通じて他国のインフレ軽減に貢献するという立派な心がけである。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成