今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは130.35円
↓下値メドは126.55円
エネルギー価格:年央から米成長に悪影響。GDP急落ならFRBは利上げ休止も
英国:ウィンドフォール税は、新たなエネルギーが必要なときに生産拡大の投資を抑止するリスク
英国:低所得者層に650ポンドの現金支給
BOE:6月と8月に利上げして政策金利を1.5%まで引き上げて、利上げサイクル終了
FRB:ブラード総裁「FRBはもっと素早く行動するべき」
ECB: ECBがスタンス転換なら、マネーが米債から欧州債へ流入、ユーロ高へ
豪ドル:豪利上げサイクルの着地目標レートは2.00%超えか
原油:米国のリグカウントが9週連続で増加
5月31日(火曜)月末のドル/円は大きく「円安」。
24時間のレンジは127.50円から128.89円。値幅は1.39円。
2022年の107営業日目は127.51円からスタート。ドルのロングポジションをトリミングするべきか、それとも積み増すべきか悩んだ結果、ドル買いで行くことにした。
オープン直後につけた127.50円がこの日の安値で、東京時間朝に128円を抜けた後いったん押し戻されるが、NY市場では予想外に堅調な結果となった米国指標が追い風となって夜遅くに128.89円まで円安に動いた。終値は128.71円(前日比+1.10円)。
昨日の為替Walkerで上値のメドの予想を128.80円としたが、この日の高値は128.89円。時間との勝負も、1日で1.10円上昇する好調なペースで上昇している。128円台はテクニカルポイントが込み合っているが、ここを抜けると129円台はすいている。今週130円台まで一気に行く可能性もある。ただ、ドルを引っ張ってきたダウ平均株価の上昇が7営業ぶりにストップしたことはやや気にしたい。下サイドは、127.50円が短期押し目買いゾーン。
欧州ではECB(欧州中央銀行)が7月に0.5ポイント利上げする可能性が高くなった。利上げを十分以上に織り込んだドルに比べて出遅れいるユーロを買う(ドルを売る)動きにつながる可能性もある。
レジスタンスは、
128.89円(5/31)
128.94円(5/19)
129.53円(5/18)
サポートは、
127.50円(5/31)
127.45円(200時間移動平均)
126.86円(5/30)
昨日発表されたドイツの5月CPI(消費者物価指数)は、過去最高の8.7%に上昇(EU基準。国内基準は7.9%)。この日発表されたユーロ圏のHICP(消費者物価指数)は8.1%と、こちらも予想を上回り過去最高を更新。エネルギー価格と食料品の高騰が理由だが、EU(欧州連合)がロシア産原油の禁輸を決定したことで、欧州のインフレ率は今後さらに高くなることはあっても、低くなることは当面期待できない。
インフレ抑制のためECBはマイナス金利を終了する方向で検討している。現在▲0.5%に設定されているデポ金利を7月と9月の会合で0.25ポイントずつ利上げして0.0%に戻す考えだが、それでは「のんびりしすぎ」という意見がECB内部からも頻出している。ECBは7月の会合で一気に0.5ポイント利上げしてマイナス金利を終了する可能性もある。
5月31日のユーロ/円は「ユーロ高」。24時間のレンジは136.80円から138.24円。
137.43円からスタートして、東京時間の夜の初め頃に137円を割り136.80円までユーロ安に動いた。その後は買いが優勢で明け方には138.24円までユーロ高に戻したが、今月高値の138.32円の間でやや失速。終値は138.15円(前日比+0.59円)。
レジスタンスは、
138.24円(5/31)
139.20円(4/25)
サポートは、
136.80円(5/31)
136.23(5/30)
31日のユーロ/ドルは「ユーロ安」。24時間のレンジは1.0679ドルから1.0779ドル。
東京時間朝に1.0779ドルまでユーロ高に動くが、1.08ドル手前はさすがに重く、押し戻されて夜遅くには一時1.07ドルを割り1.0679ドルまで下げた。終値は1.0734ドル(前日比▲0.0046ドル)。
レジスタンスは、
1.0779(5/31)
1.0787(5/30)
サポートは、
1.0685ドル(200時間移動平均)
1.0679ドル(5/31)
1.0663ドル(5/26)