時間分散しながら日本株買い増しの方針継続

 結論はいつも述べていることと変わりません。日本株は、長期的に良い買い場を迎えていると考えています。短期的な株安ショックが終わったとは判断できないので、短期的な下値リスクを意識しつつ、時間分散しながら買い増ししていくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えています。

 このような時には、積み立てで日経平均インデックスファンドに投資していくのがもっとも良い投資のしかたと思います。ある程度まとまった投資資金があって個別株への投資も考えたい方は、株価割安度が際立っていると私が判断している三菱UFJ FG(8306)や、資源関連で好業績のINPEX(1605)三菱商事(8058)、世界景気の変動に対してディフェンシブなNTT(9432)などから投資していくのが良いと考えています。

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