今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは129.45

下値メドは124.65

ロシア:天然ガス代金のルーブル払いは「制裁に反していない」
中国:債券取引の日次売買データ提供を突然停止。中国債券市場の記録的な資金流失が理由か
中国:上海市の車販売実績、5月は「ゼロ」
ECB:マイナス金利は年内で終了。緩和縮小は7月から開始
新型コロナ: 感染拡大で「ゼロコロナ政策」をとる中国の経済が大幅減速  
新型コロナ:コロナに対する恐怖は、フレックス勤務など効率的社会の促進につながる面も
インフレ:サマーズ元財務長官「米国の失業率は数年内に5%を超え、最終的に大景気後退を迎える」
FRB:ブラード総裁「FRBは地政学リスクが和らぐことを待っている余裕はない」

 5月24日(火曜)のドル/円は「円高」。

 24時間のレンジは126.35円から128.08円。値幅は1.39円。 

 ユーロや豪ドルの買いが一服したあとはドル/円と昨日の為替Walkerで書いたが、意外に早くお鉢が回ってきた。

 2022年の102営業日目は127.85円からスタート。東京時間昼前に円安に動き128.08円まで上昇するが、前日高値128.06円と同じ場所で止められて、再び127円台に押し戻される。その後は円高が強まり、夜遅くに127円台を抜けると126.35円まで一気に下落して1ヵ月ぶりの安値をつけた。終値は126.86円(前日比▲1.04円)。

 大幅下落のきっかけとなったのは、米経済の先行き不安。この日発表された米経済指標では、4月新築住宅販売件数が予想 ▲1.7%に対して▲16.6%まで下がり、5月リッチモンド連銀製造業景気指数は予想+10に対して▲9まで悪化した。米長期金利は1ヵ月ぶりの水準まで下がっている。

 ドル/円は今、どれだけ早く128円台に戻れるかどうかにかかっている。200時間移動平均の128.40円を超えることができたら円高リスクは後退するだろう。時間との勝負だ。サポートは、126円を切れると次は125.83円で、その下は125.08円までない。

レジスタンスは、
128.08円(5/24)
128.30円(5/20)
128.40円(200時間移動平均)
128.94円(5/19)

サポートは、
126.35円(5/24)
126.23円(4/18)
125.83円(4/15)
125.08円(4/14)
124.75円(4/12

 今日の東京時間のハイライトは、RBNZ(NZ準備銀行)の政策金利発表。RBNZは政策金利であるOCRを0.5ポイント引き上げ、2.00%へ利上げする予想。利上げは4月に続き2会合連続。

 RBNZが今回を最後に「利上げ休止」を示唆するかどうかが、最大の注目ポイントになる。その場合、金利によるNZドル高に一服感が出るので、下落の可能性が高まるだろう。反対に、RBNZが次回会合の利上げに前向きなタカ派姿勢を見せるならば、NZ買い/ドル売りが加速すると考えられる。

 今夜(日本時間明日未明)に、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表される。こちらも注目。前回5月FOMCについては次ページをご覧ください。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
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主要指標 終値

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