今日の為替ウォーキング
今日の一言
あなたに何を頼もうとする人たちはみんな、あなたから時間や自由な意思を奪おうとしているのだ
Killer Queen
FOMCは、5月3、4日に行われた定例会合において、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利を0.50ポイント引き上げ、金利誘導目標を0.75%~1.00%まで利上げすることを、全会一致で決定した。
同時に、バランスシート縮小の開始も正式に通告した。バランスシートは、6月から毎月475億ドル(国債300億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)175億ドル)縮小し、さらに9月以降は950億ドル(国債600ドル、MBS350億ドル)縮小する方針。
パウエルFRB (米連邦準備制度理事会)議長は記者会見において「米国のインフレは極めて高い」と警戒感を強めるなかで0.50ポイントの利上げを継続することが妥当との考えを示した。
また労働市場については「非常にタイトな状態が続いている」として、労働参加率が回復しないなかで、賃金上昇圧力が増し、インフレ上昇につながっているとの認識を示した。
今後の金融政策についてパウエル議長は、0.50ポイント幅の利上げ継続が妥当との考えを示す一方で、0.75ポイント利上げについては「前向きに検討していない」。75bpの利上げを否定しつつ実質的に今後2回の50bp利上げを確約することで、マーケットの混乱を回避しながらインフレを押し下げるというメッセージを伝えた。
6月と7月で連続して0.5ポイント利上げすることは、マーケットのコンセンサスになっている。その先、9月については0.25ポイントか0.5ポイントかで見方が分かれている。