重要!税金だけではなく自分のライフプランや性格も考慮して決めよう
最後に重要なことをお伝えしておきます。上記のように、税金の面からどの受け取り方法が有利かは決まります。しかし、それだけではなく、ご自身のライフプランや性格も考慮した上で、受け取り方法を決定するようにしましょう。
例えば、iDeCoを受け取る時点で、多額の住宅ローンが残っているような場合は、収入が少なくなる老後にまで住宅ローンを残すのではなく、一時金で受け取って返済する、という方が気分的に楽に老後を過ごせます。
一方、自分自身が浪費家である、お金があるとつい使ってしまう、という方は、iDeCoを一時金で受け取ってしまうと、大切な老後の生活資金を食いつぶしてしまう恐れがあります。年金や併給で受け取ることにより、老後の資金をしっかり確保することができます。
もちろん、税務面で有利な受け取り方法を選んでもよいですが、ご自身のライフプランや性格を考慮して、あえて税務面で不利な方法を選んだ方が、人生にとってプラスの可能性もあることを、ぜひ頭に入れておいてください。
>差がつくiDeCoの受け取り方法(前編)分割か一括どっちがいいの?