今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは127.35円
↓下値メドは123.00円
[ユーロ] フランス大統領選;マクロン氏勝利確率が80%まで下落 29-03-2022
[ウクライナ戦争] ロシア政府、金購入にかかる20%の税金を撤廃。国民のドルシフト促進を目的 [新型コロナ] 新型コロナコロナで欧州の南北格差が縮小。ドイツの経済落ち込み大きく
[新型コロナ] 感染収まらず、ロックダウンが上海から中国全土に広がるおそれ
4月11日、週明け月曜日のドル/円は「円安」。
24時間のレンジは124.19円から125.77円。値幅は1.58円。
2022年の71営業日目は、124.23円からスタート。安値は東京時間朝につけた124.19円で、下は堅い。安値の124円台は、2015年8月以来のこと。その後夕方に125円に乗せて3月28日につけた128.09円を抜いて夜遅くには125.77円まで高値を更新した。終値は 125.39円(前日比+1.16円)。
レジスタンスは、125.77円(4/11)、125.85円(2015.06)
サポートは、124.19円(4/11)、123.67円(4/8)
円安の理由は明快。まず日銀が円安を容認していること。日銀大阪支店長はこの日、「円安は経済にプラス」と、円の水準を支持する発言をした。
そして、日銀が現在の異次元緩和政策を見直す考えはないこと。黒田総裁は、円金利について「現在の水準、またはそれを下回る水準で推移することを想定」していると述べ、金利上昇を断固阻止する考えを示している。
一方で、FRB(米連邦準備制度理事会)では、エバンス・シカゴ連銀総裁が「5月FOMC(米連邦公開市場委員会)会合で、0.5ポイント利上げの可能性は非常に高い」と述べた。慎重派だったエバンス総裁が、大幅利上げを認める発言した意味は大きく、日米金利差が今後急速に拡大することは明らか。円売りこそ、日銀とFRBの政策意図を正しく反映するトレードということになる。
円安というが、円はどれだけ弱いのか?実力でいえば、半世紀ぶりの「円安」まで下がっている。次のページをご覧ください。
11日のユーロ/円は「ユーロ高」。24時間のレンジは135.28円から137.13円。
135.50円からスタートして、東京時間朝の135.28円を安値にして、円安がリードする形で上昇。136円台を通り抜け夜遅くに137.13円をつけた。終値は136.47円(前日比+1.31円)。
レジスタンスは、137.13円(4/11)、137.31円(3/29)
サポートは、 135.28円(4/11)134.36円(4/8)
ユーロは、週末行われたフランス大統領の第1回投票で、現職のマクロン大統領と極右政党のルペン氏の得票率が僅差だったことが、対ドルでユーロ売りにつながった。欧州の極右政党は親プーチンの傾向があり、ルペン氏は以前よりプーチン大統領を称賛している。