波乱相場でも米株積立する理由は?

 米国株式は直近4年間、主要3指数が史上最高値を更新し続けながら、年1~2回の頻度で大きな下落を見せる傾向があります。こうした大幅な下落局面で、慌てて保有銘柄を売る行動にでる個人投資家も少なくありません。実際、保有銘柄の株価が急落すれば、誰でも経済や株式市場の先行きに不安を感じ「弱気」に陥るものです。

 さらにリーマンショック以降、ヘッジファンドなどを運用する機関投資家の間ではリスクコントロールの一環として、アルゴリズム取引の存在感が高まっています。

 アルゴリズム取引は、コンピュータプログラムがあらかじめ決められた条件に従い、自動的に売買のタイミングを決めて注文を繰り返す取引のことを指します。その働きは相場の下落スピードを加速し、個人投資家に急落相場の恐怖をもたらしていました。

 個人投資家はどうしても、「機関投資家が持つ情報やコンピュータの処理スピードに勝てるわけがないだろう」と思われがちです。こうした「格差」を埋めるための勝負をしない選択肢のひとつこそが、少額でも投資し続けられる「積立」です。

 指定された日に決められた投資額で株式を購入できる「積立」は、株式相場が何かしらの理由で下落局面にあるケースでは、購入株数が増加する効果(ドルコスト平均法効果)があります。短期的なキャピタルゲインではなく、中長期の資産形成をお考えの方にぜひおすすめです。