今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは116.60

下値メドは115.50

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 10日(木曜)のドル/円は「円安。

 24時間のレンジは115.80円から116.20円。値幅は0.39円。 

 2022年の49営業日目は、115.82円からスタートして東京時間朝につけた115.80円が安値。底堅く上を目指し、昼前に約1ヵ月ぶりの高値となる116.20円に到達。しかしここで早くも息切れして、残りの時間は116円をはさんで横ばい。終値は116.14円(前日比+0.28円)。

 米長期金利が下がっても円高にならないかわりに、2.00%近くまで上がってもあまり円安にならない。年初来高値(116.35円)を目の前にして足踏み状態。

 この日発表された、米国の2月CPI(消費者物価指数)は1980年代以来の高水準となった。今回のデータにはウクライナ戦争の影響が含まれていないから、来月は一段と上昇(悪化)するのはほぼ確実。

 これまでCPIを押し上げてきた中古車価格は上げ止まりの兆候があるが、それに代わって食料品(+1.0%)、エネルギー価格(+3.5%)が高騰している。ドライブしなくても生きていけるが、食事しなければ生きてはいけない。インフレは質、量ともにさらに深刻になる。

 来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)。ECB(欧州中央銀行)のような地政学リスクをあまり考えなくて済むぶん大胆な利上げをする可能性もゼロではない。

 マーケットが予想する米政策金利の今年の年末水準は1.75%超えまで高まっている。
FOMC会合はあと7回あるが、毎会合で利上げするという計算になる。FOMCが途中で見送りした場合は、その分、年後半の利上げ幅が大きくなるということだ。 

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成