気になるあの本をチェック!
オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!
答えてくれた人
KADOKAWA ビジネス2課 編集者 荒川三郎さん
著者ってどんな人?
長期株式投資さん
「日本の配当株」専門の現役サラリーマン投資家。1977年生まれ。2004年から株式投資を始める。2006年、ライブドアショックで痛すぎる損失を経験。以降、大型株へ投資対象をシフトするが、2008年、リーマンショックで含み損が600万円まで膨らみ「退場寸前」となる。しかし2009年、ポートフォリオを大型配当株メインにスイッチ。以降は、安定的に資産を増やし、2021年の税引き後の手取り配当額は、223万3,199円と過去最高を更新。
空手2段、自分の書斎に暖房は付けない派。
どんな人にオススメ?
・株式投資に詳しくないサラリーマン。
配当投資は特定の銘柄を機械的に積み立てていくだけ。知識も、時間も、元手も最低限でOKです。その代わりスピード感には欠けます。
ソッコーでお金持ちになりたい方は、役に立ちません。ゆっくりと、でも着実にお金持ちになりたい方向けにオススメです。
この本の、ここが読みどころ!
見どころはズバリ、159ページ目。著者の保有銘柄を全公開している表です。
株式投資に「絶対」はないため、是非を問われる部分です。
ただ、「自分たちが生きている間に経営破綻する可能性は限りなく少ない超優良企業」と判断し、公開に踏み切りました。
PBR(株価純資産倍率)などを挙げつつ、「この数値がこのくらいになったら、購入を検討」と超具体的に指南してくれています。指数の見方や銘柄選び、買い時に悩んでいる個人投資家さんの参考になるはず。
編集者の制作秘話
「日本株=オワコン、米国株=神」なんてただのガセネタ!?
上記は本書カバーのオビに記されているテキストです。実は、これを掲載するかどうか、すごく悩みました。書籍発売時期が、まさに空前の米国株ブームだったので、「反発する人も多いかも」と思ったからです。
でも、著者は日本株の配当投資で結果を出している方。一石を投じる意味でも、挑発的な言い方にするのは意義あること、と判断しました。
単に「あおりワード」として採用したのではなく、数字的な根拠がしっかりあっての決断です。本書冒頭で、その根拠が明らかになっています。日本株もうやめよっかな…と思っている方にこそ読んでいただき、日本の高配当株の底力を実感してほしいです!