今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは116.30円
↓下値メドは113.25円
[新型コロナ] 投資家の懸念は、新型コロナそのものよりも政府の反応
[新型コロナ] 米国人の可処分所得が縮小。ガソリン価格や住宅ローン金利の急上昇で
12日(水曜)のドル/円は「円高」。24時間のレンジは114.38円から115.47円。値幅は0.65円。
2022年の8営業日目は115.26円からスタート。年初から次々と出てきたドル買い材料、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のタカ派的発言などにもかかわらず、4日につけた高値を更新できない。少し買い疲れが見えるなかで、夜の初め頃(欧州時間)につけた115.47円まで上げましたが、高値は5営業日連続で切り下っていて、この日も116円に乗せることはできませんでした。未明(NY時間)になって、ついに115円を下に抜けると下げが加速。明け方に114.38円まで下落して安値をつけました。終値は114.64円(前日比▲0.65円)。
この日発表された注目のインフレ指標、米12月CPI(消費者物価指数)は、前月からさらに上昇して、前年比+7.0%上昇と、約39年ぶりの水準に達しました。しかし、マーケットには「予想の範囲内」で、少なくともFRBが、今年3回以上利上げを増やすことはないだろうとの、安心感から株式市場は平静。ドルは逆に売られることになりました。
12日のユーロ/円は「横ばい」。24時間のレンジは130.96円から131.47円。
夜遅く(NY時間)に131.47円まで上昇して今年の高値(131.59円)に接近しましたが、ドル/円の失速で反落。明け方(NY時間)には、一時131円を割り130.96円まで下げて安値をつけました。終値は 131.16円(前日比+0.09円)
12日のユーロ/ドルは「ユーロ高」。24時間のレンジは1.1345ドルから1.1453ドル。
11月から続いていた1.1250ドルから1.1350ドルのトンネルをついに上抜け。夜の初め頃(欧州時間)につけた1.1345ドルをこの日の安値に、米CPI発表後のドル安の流れに乗り1.1400ドルをブレーク。明け方(NY時間)に高値1.1453ドルまで上昇。終値は1.1440ドル(前日比+0.0071ドル)