今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは115.45円
↓下値メドは114.40円
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29日(水曜)のドル/円は「円安」。高値115.04円,安値114.66円,1日の値幅0.38円。
この日は114.79円からスタート。夜の初め頃(欧州時間)にオミクロン変異株による急落後初めてとなる115円台にのせ、115.04円をつける。ただその後は売り戻されて、日本時間未明(NY時間)に114.66円まで下落。終値は114.98円(前日比+0.17円)
クロス円でも円安は進み、ユーロ/円はこの日130.56円、豪ドル/円も83.49円まで上昇してそれぞれ12月の高値を更新。2021年はまだあと2日残っています。ドル/円が年初来高値を更新するチャンスはまだあります。年末年始の上下のメドは今日の注目通貨をご覧ください。
ただ、円安イコールドル高ではなく、ユーロ/ドルは12月の上限付近1.1369ドルまで戻し、豪ドルは0.7272をつけて12月の高値を更新。円以外の通貨では「ドル安」になっています。
米国でオミクロン変異株の感染者が急増していることも懸念材料ですが、その問題は別にして、バイデン民主党の肝いりの政策である1兆7,500億ドル規模(約200兆円)の「ビルド・バック・ベター(より良い再建)」法案の可決が難航していることがドル高にブレーキをかけています。
株式市場は、FRB(米連邦準備理事会)の利上げというマイナス材料」を、米政府の積極的な財政政策による米国経済成長期待という「プラス材料」で打ち消してきたところがありますが、BBB(BBB=より良い再建)歳出法案が大幅に縮小されることになれば、ドル高を見直す必要に迫られます。またFRBの人事で、銀行監督担当副議長に、金融規制に積極的な考えを持つラスキン元FRB理事の起用をバイデン大統領が検討していることも株式市場にとっては不安材料になりました。
主要指標 終値
※次回の「毎ヨミ! 為替Walker」は、2022年1月7日(金)掲載です。