今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.15円
↓下値メドは113.00円
[新型コロナ] 過去のデータに基づくインフレ予想モデルでは新型コロナの影響を捉えられない
[新型コロナ] ロックダウンに対する抗議デモはコロナに対する恐怖が下がっている表れ
20日(月曜)のドル/円は113円台で横ばい。高値113.73円、安値113.32円、1日の値幅0.41円。
週明けは113.58円からスタート。114円手前から重さは変わらず東京時間朝に113.73円をつけて上昇はストップ。未明に113.32円まで下げる場面もありましたが、再び戻して終値は113.63円(前日比▲0.08円)。この日もドル/円は113.90円から114円を走る抵抗ゾーンの手前で足踏み。113円台を抜け出すことはできませんでした。
多くの中央銀行がFRB(米連邦準備理事会)やBOE(イングランド銀行)に続けと量的緩和を終了し利上げサイクルに入ろうとしています。来年は日銀と世界の中央銀行の政策かい離(量的緩和継続と引き締め開始)が一段と鮮明になり金利差拡大でいえば円安。ただクリスマスと年末で世界的に流動性が低下する今は、あえてポジションを取るトレーダーは少ない。勝負は来年1月3日からでしょう。
トルコリラの史上最安値街道を行進中。週明けは対ドルで1ドル=18リラ超え。対円では6.13円まで下落して6.00円割れも時間の問題かと思われたところ9.08円まで大反発。リラの「デッド・キャット・バウンス(Dead Cat Bounce)」の日となりました。
リラ急上昇の理由は銀行の金利よりリラの下落が大きくなった場合にトルコ政府がリラ建て預金の損失を補填するとのニュース。ただ具体的は示されていません。流動性の低さも大きな要因。年末にかけてこのような動きが繰り返されるリスクがあります。
ドルに関してはFOMC(米連邦公開市場委員会)で今年のニュースは全てお終いと思っていたら、最後になって、米国成長懸念という不安材料が飛び込んできました。詳しくは次ページで。