今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.20円
↓下値メドは112.85円
[インフレ] 中国は「デフレを輸出」は、もはや過去の話。これから中国は「インフレ輸出国」
[インフレ] 5年後もインフレ率が2%以上になっている確率。米国80%、欧州40% - IMF調査
13日(月曜)のドル/円は113円台で横ばい。高値113.73円、安値113.23円、1日の値幅0.49円。
先週金曜日の米CPI発表後に113円前半まで下げたドル/円は、週明け113.29円からスタート。東京時間の朝に、金曜の安値(113.22円)と同水準の113.23円まで下げて、底の堅さを確認して反発。夜の初め頃(欧州時間)には113.73円まで上昇しました。終値は113.58円(前日比+0.20円)。
この日も113.90円から114円を走る抵抗ゾーンの手前で足踏み。114円が引き続き短期ターゲットで、完全クリアすればドル強気が勢力を増す期待があります。しかし今週の2021年最後の大イベントの前では、ポジションを増やすより、敏速に反応できるようにダイエットすることを優先しているようです。
マーケットの関心は明日からの中央銀行の政策金利に集まっていますが、オミクロン変異株の懸念も再び出現しています。英国では、オミクロン変異株の感染者が倍増するなかで初の死者を確認。米国でも感染が急拡大する懸念が強まり株式市場の下落圧力となりました。
トルコリラは東京時間夕方に急落。対円では7.64円まで下げて史上最安値を更新しましたが、トルコ中銀の介入報道で8.29円まで反発。このような突発的な動きは今後さらに増えると考えられます。資金不足のトルコ中銀に介入を続ける余裕はなく、かといって政治的圧力により利上げは難しい。年末年始の流動性が特に低くなる時間帯を狙った、仕掛け的な動きには注意する必要があります。トルコ中銀は今週、政策金利を据え置く予定。