今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.25円
↓下値メドは111.65円
[WFH] 在宅勤務は経済的にも環境的にも効率が良いのに、効率性を求めるべき企業が出勤奨励。
[オミクロン変異株] 新たなロックダウンや輸送制限でインフレ長期化のリスク
10日(金曜)のドル/円は113円台で横ばい。高値113.79円、安値113.22円、1日の値幅0.57円。
この日は113.42円からスタート。米国のCPI(消費者物価指数)が強いとの予想で、夜の初め頃に113.79円まで上昇。
NY時間に発表された11月米CPIは前年比+6.8%と、10月の+6.2%から一段高くなり、39年ぶりの水準となりました。ただ、詳細を見るとCPIの主要構成要素である自動車価格や住宅価格の上昇は鈍化。ピークは近いとの意見もあり、ドル/円をさらに買い進めるにはやや力不足で発表後は113.22円までやや大きく下落。終値は113.38円(前日比▲0.07円)
先週のドル/円は、オミクロン変異株や中国恒大集団の部分的デフォルトのニュース、米国の1982年以来の高インフレ率のデータで上下に動きましたが、結局112.50円から114円のレンジを抜け出すことはできませんでした。
この日も113.90円から114円を走る抵抗ゾーンの手前まで行きましたが、中にもぐりこむ前に落下。114円が引き続き短期ターゲットで、完全クリアすればドル強気が勢力を増す期待があります。しかし今週の2021年最後の大イベントの前では、ポジションを増やすより、敏速に反応できるようにダイエットすることを優先しているようです。
今週は、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。