決算発表終盤、業績上振れがありそうな銘柄に注目
2021年3月期第2四半期決算発表の終盤の、11月第2週の段階でも東証1部上場企業(3月期決算企業)の約20%超が通期営業利益計画の上方修正を発表しています。この比率は例年と比較して高いと言えます。
今後は、足元の業績好調にもかかわらず通期予想を据え置いた企業、すでに好業績は認識されているもののさらに上方修正の期待があると思われる銘柄(いずれも上振れ期待)に投資家の関心が移っていくものと思われます。
ここでは、すでに営業利益や経常利益において「今期過去最高更新」が見込まれ、さらなる上振れも期待される銘柄の中から、10万円で投資可能な銘柄を絞り込んでみました。
過去最高益更新見通し+業績上振れ期待の10万円株
株価データは2021年11月17日終値ベース。
カナミックネットワーク(3939・東証1部)
医療・介護の分野に特化したクラウドサービスを手掛け、自治体職員、医師、看護師、ケアマネジャー、介護サービス事業者などを対象に、情報を共有できるプラットフォームを提供しています。
11月2日に2021年9月期連結経常利益が前期比22.6%増の8.2億円と発表し、2022年9月期も前期比12.2%増の9.3億円に伸びる見通しとしています(11期連続最高益更新見通し)。
・1年日足チャート
シーティーエス(4345・東証1部)
建設ICT(測量、設計・施工計画、施工、検査などの工程で3次元データなどを活用すること)の専門企業です。群馬、新潟、山梨を地盤に全国に展開しています。
10月29日に2022年3月期第2四半期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比19.3%増の11.4億円に伸びたと発表しています(2022年3月期通期売上高・営業利益は過去最高更新見通し)。
・1年日足チャート