日本株で10月初来のモメンタムが強い銘柄は?
一方、国内株式についてもユニバース(銘柄母集団)を大型株(TOPIX[東証株価指数]100指数構成銘柄)に限定し、10月初来のベストパフォーマー(騰落率上位15銘柄)を図表3で一覧しました。
格言でも、「Trend is your friend」(トレンドは友)とあります。参考までに、TOPIXの10月来騰落率は▲1.1%です(10日)。
そうしたなか、騰落率1位はリクルートホールディングス(6098)でした。6位のZホールディングス(4689)と同様、DX関連の有望銘柄として注目されています。2位の日産自動車(7201)は、市場予想を大幅に上回る決算が評価されました。
3位の東京エレクトロン(8035)は業績が好調です。米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で最高値を更新したことが示すように、半導体の需要は世界的に旺盛で、高い技術力と国際競争力を持つ半導体製造装置メーカーとして注目されています。
4位の小松製作所(6301)はインフラ関連銘柄として有望視されています。バイデン政権が実行しようとしている「インフラ投資法案」から恩恵を受ける可能性が高い企業と考えられています。
また、業績の好調が続くソニーグループ(6758)も注目です。さらに、資源高が追い風となっている丸紅(8002)や住友金属鉱山(5713)も相対的な低PERに対する市場の評価が高まっています。日本株についても、複数銘柄への分散投資で取り組みたいと思います。
<図表3:国内大型株のパフォーマンス「ベスト15銘柄」>
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