今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは115.25円
↓下値メドは113.50円
中国政府、価格高騰を抑えるために石炭市場への介入を検討
20日(水曜)のドル/円は「円安」。
高値114.70円、安値114.08円、1日の値幅0.63円。
この日は114.31円からスタート。朝から円売りの勢いが強く、東京時間午前に114.50円をあっさり通り抜けると114.70円まで一気に上昇して、2017年11月以来の高値をつけました。しかしその後は、1.7%を目指していた米長期金利が1.6%近くまで弱含んだことに連れて114.08円まで下落。終値は114.34円(前日比▲0.05円)
今週トルコリラは、対ドル、対円で史上最安値を更新しました。9月に利下げをしたトルコは、政策金利が国内のインフレ率より低い、実質マイナス金利になっています。銀行に預金するとお金が目減りする状態です。
今日はトルコ中銀が政策金利を発表します。トルコ中銀はさらに1パーセントポイント利下げして政策金利を17.00%にする公算が高い。エルドアン大統領は2022年末までに政策金利を12%まで下げる考えで、反対する中央銀行総裁や政策委員のメンバー次々に更迭されています。利下げはこれからも続き、史上最安値を更新したトルコリラもまだ下がる余地があります。トルコの外貨収入源である観光のシーズンが終わる一方、エネルギー価格の高騰がトルコ経済にダメージとなっています。これもリラ安要因となります。
マーケットは1パーセントポイントの利下げをすでに織り込んでいます。ただし、消費者物価指数がなかなか下がらないことを理由に、利下げ幅を縮小する、あるいは来月まで利下げを延期するリスクもあります。ファンダメンタルズ的にはリラ売りですが、超短期の戦術としてはリラ買いが有効かもしれません。
主要指標 終値
※10月22日(金)の毎ヨミ! 為替Walkerは休載します。