「リーマンショックのような暴落のあとは、思い切って投資する」

ひな「リーマンショックのような暴落のあとは、思い切って投資する」ってどうゆうこと?

しんた:これはね、父ちゃんに教えてもらったことなんだ。

しんた父:しんた、投資をやろうとしているみたいだな。

しんた:勉強し始めたところだよ。でも、高値で買いたくないし、値下がりのタイミングは分からないし…。まだちょっと怖い。

しんた父:俺もなあ。失敗したことがあるなあ。

しんた:なになに!?

しんた父:ソニーかなんかの株を持っていて、いい決算が発表されて、翌日大きく値上がりすることを期待したんだ。

しんた:大きく上がりそうだね。

しんた父:ところが、翌日ソニーの株価は下がってしまった。それで、思わず売ってしまったんだ。

しんた:なんで?

しんた父:何かあるのかと思って。自分が知らない材料(情報)があったのかもって。

しんた:知らない材料?

しんた父:例えば、重大な欠陥が発覚したとか、海外事業の一部から撤退して費用がかさむとか。うわさでも株価は下がるときもあるからね。その時は、株をたくさん持ってた投資家が、自分が「決め」た水準に達したから、全部売っていたんだ。大量に買う人たちが出てきて、値上げが起きた。

しんた:それで売られて値下がりした。

しんた父:その通り。相場は、みんなが買えば上がって、みんなが売れば下がる素直で厄介なものだから。どうしても「たくさん持ってる投資家」に左右されるんだ。

しんた:そんなの、個人投資家が儲からないじゃん!