資産運用方法を比較:投資信託の積立投資vs.不動産投資
将来、経済的な問題で悩まないためにも、また、いざというときにモノを買ったり、サービスを利用するためにも、資産形成は欠かせないものになりつつあります。
資産形成の一手段である「資産運用」について探してみると、投資信託と不動産投資の話題が多いと気づく方もいるのではないでしょうか。
実際にアドバイザーとして資産形成の相談にのる際にも、ほとんどがこの二つのパターンです(節約・ライフプランや副業は資産運用ではないので、ここでは割愛します)。
ではここで、二つの投資を重要ポイントで比較します。
投資信託の積立投資と不動産投資を比較
どちらも一長一短のようですが、どちらを選択すればいいのでしょうか。
それでは、双方について、メリットと注意点を具体的にお伝えしていきます。
積立投資のメリットと注意点
投資にそれほど時間や労力を掛けずに始めてみたいという人には、投資信託の積立投資がお勧めです。
毎月一定の余裕資金を貯めることができるようになったら、「まずはやってみよう」といった気持ちで始めてもよいでしょう。その理由と注意点を解説します。
積立投資のメリット1:初心者でも取り組みやすく、手間がかからない
証券投資の代表格である株式投資の場合は、銘柄研究や、購入または売却のタイミングなど、日頃から相場と向き合いながら検討を重ねる必要があります。
しかし、投資信託の積立投資の場合なら、毎月一定金額を自動的に買い続けるだけで、資産運用ができます。
投資対象も個別銘柄ではなく、主に市場平均を狙うインデックス投資を利用するため、銘柄研究などに時間を割く必要もありません。
つまり、積立投資の設定を一度してしまえば、毎月その投資金額を貯めることだけに専念してあとは長期間(10~20年)継続するだけでいいという、手間のなさが魅力です。