日経平均・マザーズ指数・TOPIXの上値の目安
続いて、日本株が見直し買いモードに突入した場合の上値の目安についても見ていきます。
■(図3)日経平均(日足)とギャン・アングル(2021年8月27日取引終了時点)
上の図3は日足の日経平均チャートのギャン・アングルです。足元の日経平均は2×1ラインと3×1ラインのあいだで推移していることが分かります。見直し買いムードが強まるにつれて、株価は4×1ラインや8×1ラインへと向かっていくことになります。
2月に日経平均が今年の高値をつけて以降、上値が切り下がっていますが、いずれも4×1ラインあたりで上昇が止まっていますので、今回も上値のメドとして意識されそうです。
■(図4)マザーズ指数(日足)とギャン・アングル(2021年8月27日取引終了時点)
先週大きく上昇したマザーズ指数についても、ギャン・アングルで眺めて見ると、日経平均と同様に3×1ライン超えのところに位置しています。
間隔の空いている25日移動平均線や75日移動平均線、そして4×1ラインへと向かっていけるかが注目されます。
■(図5)TOPIX指数(日足)とギャン・アングル(2021年8月27日取引終了時点)
日経平均やマザーズ指数よりも状況が良いのがTOPIX(東証株価指数)です。ギャン・アングルではいちばん上の8×1ラインをうかがうところに位置しています。ココを超えてくると上昇に弾みがつきそうなため、今週のTOPIXの動きが日本株のカギを握るかもしれません。