TOPIXより弱い日経平均
米国株の主要指数(NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500)が7月12日までそろって史上最高値を更新していたことと比べて、日経平均の弱さが目立ちます。そのもっとも大きな要因は、日米の景気モメンタムの差です。
ワクチン接種の高まりによって米経済が活況を呈する一方、ワクチン接種の遅れによって日本の景気回復が遅れていることが嫌気されています。
ただし、もう1つ影響を与えている要因があります。それは、日本の株価指数の中で比較しても、日経平均の弱さが際立っているということです。
東証一部全銘柄の時価加重平均から計算されるTOPIX(東証株価指数)と比較しても、日経平均の弱さが目立ちます。日経平均が弱くなり始めた2月19日を起点として、日経平均、TOPIX、NYダウを比較した以下のグラフをご覧ください。