消費関連株にはコロナ前を超えるものが見られる

 株式市場はいち早く反応を示しています。筆者が独自に個人投資家の注目度が高い消費関連株をピックアップし、単純平均した消費関連株指数で見ていきます。

 この指数が2020年のコロナ急落前の水準をすでに超えていることに注目してください。株式市場は実体に先駆けて動き、期待を反映することから、経済活動再開=個人消費回復が日本経済に与えるインパクトが大きなものとなることを暗示しています。

 【筆者独自「消費関連株指数」採用銘柄】

■レジャー

■ビジネスホテル

■会員制リゾート

■スポーツクラブ

■外食

■大規模小売り

■カラオケ

■貸会議室

■運輸

 この他にも、ここからの株価上昇が期待される「消費関連株」は多くあります。

 ワクチン接種が急進展してくるに従い、過去と比べ感染再拡大は(あったとしても)限定的との見方も広がると思われます。株式市場は敏感に反応するでしょう。

 消費関連株は、海外市場とは連動しない東京市場単独の動きとして株式市場の「物色の柱」になる公算大です。消費関連株の中から10万円で投資可能な銘柄を例として取り上げます。