ランキング上位の銘柄の最近の動向を確認
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)
SPYDの株価(6月3日まで)
個人投資家から今月も高く支持されたSPYD。総経費率が0.07%に抑えられており、市場全体が伸び悩む中で高配当を狙える魅力的なETFといえるでしょう。
直近の組み入れセクターは、金融株が24%、不動産が19%、エネルギーが14%とバランスが取れたポートフォリオになっています(2021年6月2日時点)。
Direxionデイリー半導体株ブル3倍 ETF(SOXL)
SOXLの株価(5月28日まで)
5月のランキングで最も特徴的だったのは、Direxionデイリー半導体株ブル3倍 ETF(SOXL)がランキングに入ったことです。
このETFは、ベースとなるSOX半導体指数の300%のパフォーマンス(手数料および経費控除前)に連動する投資成果を目指しています。
SOXLの株価は5月下旬以降、回復傾向にありますが、チップ単価の高止まりや、将来的な需要の高まりが期待されているとみられます。
テスラ(TSLA)
テスラの株価(6月2日まで)
10位に滑り込んだテスラ(TSLA)。こちらも株価を見ると5月中旬から回復傾向でしたが、足元は上昇基調が一服。長期的な成長ストーリーが魅力の銘柄ですが、テスラは半導体の不足や、それに伴う単価の上昇が向かい風になる企業でもあります。足元で金利高が意識されていることもあり、積極的な買いが入りづらい状況です。