先週のマーケットは円高スタート。米インフレ指標が精彩に欠き、FRB(米連邦準備制度理事会)12月利上げに対するマーケットの自信が揺らぎ始めたマーケットで、ドル/円は週明け月曜日に111.64円までドル安/円高が進みました。

 しかし、週後半になって反発。米上院が予算決議案を可決して、トランプ政権の減税プランが大きく前進するとの期待が高まると、ドルに対する自信を取り戻したマーケットはドル買いを強め、ドル/円は113.56円まで上昇、3カ月ぶりの高値をつけることになりました。

 

ウィークリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、112.92円です。

 ピボットとは「回転軸」という意味で、このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。レートがピボット・ポイントより上で取引されているときは、ドル/円の相場は強気が優勢、下にある場合は弱気が優勢と考えます。

 ピボットが計算する今週の上値ライン(レジスタンス)は、114.84円、下値ライン(サポート)は112.26円です。

 

 

デイリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、113.20円です。

 ピボットが計算する今日のドル/円の上値ライン(レジスタンス)は、113.90円、下値ライン(サポート)は112.84円です。

 なお、週明けの東京市場では、衆院選の結果を受けて114円台へドル/円が上昇してR1をブレークしています。次のレベルは114.26円になります。