投資にリスクは付きものだけど…
投資には「リスク=不確実性」は付きものです。投資信託も元本保証の機能がありませんから、このリスクとの付き合い方を間違えると、どれだけ優良な投資信託を保有しても、思うように資産を増やしていくことができません。リスクが増えると、損失が発生する可能性も高まります。
この損失を軽減するための投資手法として、「分散投資」が知られています。分散投資には、さまざまな金融資産に投資をする「資産分散」と、金融資産を買うタイミング(=時間)を分散させる「時間分散」という二つの手法があります。
今回は、「資産分散」について解説します。
資産分散はどうやるべき?
「資産分散」の重要性を表す教訓として、「卵を一つのカゴに盛るな」という格言がよく用いられます。
これは、持っている卵を一つのカゴに盛ってしまうと(=一つの資産に集中して投資をすると)、カゴを落としてしまったときに卵がすべて割れてしまう(=その資産が下落したときに損失が大きくなる)危険性があるため、複数のカゴ(=資産)に分散すべきという意味です。
この資産分散の効果を体現できるのが、複数の資産(投資先)を組み入れたバランス型ファンドです。
では、ここでクイズです。