今週、日経平均がSQ値を超えれば上値トライの動きも?
次に上昇の勢いについても見ていきます。
■(図2)日経平均(日足)と移動平均乖離率(25日)(2021年2月12日取引終了時点)
上の図2は日経平均(日足)と25日移動平均線との乖離(かいり)率の推移を表したものです。
昨年11月以降の日経平均は25日移動平均線をサポートにして、上げ下げを繰り返しながら上昇基調を描いているわけですが、それぞれの高値をつけたところの移動平均乖離率を見ると、次第に乖離率が切り下がっており、上昇の勢いが弱まっているように感じられます。
したがって、今週の日経平均は、幻のSQや移動平均乖離率といった、上昇一服のサインを跳ねのけられるチカラの有無が焦点になります。今週の早い段階で日経平均がSQ値を超えることができれば上値トライの動きも出てくると思われます。