【失敗談5】優待しか見ない、高配当利回り株を完全に無視

 日本の個人投資家に、配当金よりも贈り物(株主優待)を好む傾向があります。ただ、それも度が過ぎると、非合理な行動につながります。株主への利益還元は、本来は配当金支払いによって行うのが筋です。配当金と、株主優待を総合して、メリットの大きいところを選ぶべきです。

 2,000円の自社商品(食べ物)を贈ってくれる会社を歓迎し、同じ投資金額で、5,000円の配当金(源泉税約2割を差し引くと約4,000円)を払ってくれる会社を避けるといった、非合理な行動をしていないか、考えてみてください。。

 株主優待の魅力的な銘柄と、優待はないが安定的に高い配当利回りの出ている銘柄に分散投資した方が良いと思います。高配当利回りの投資参考銘柄については、以下、著者おすすめのバックナンバーを参照してください。

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