今週のドル/円の下値メドは111.42円、上値メドは112.56円
ユーロ/ドルの下値メドは1.1734ドル、上値メドは1.1894ドル

先週のドル/円サマリー

 先週のドル/円は、じわじわとドル安/円高が進みました。東京市場が休場となった9日、ドル/円は112.66円でオープン。高値は10日火曜日につけた112.82円で、先週は一度も113円台に戻ることはありませんでした。13日金曜日には、米国の9月CPI(消費者物価指数)が予想を下回る失望の結果となったことで、111.68円まで下落。週の終値は111.848円でした。

 ドル高に陰りが見えるようになったきっかけは、11日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録でした。FOMC議事録では、多くのメンバーが年内の利上げを支持する一方で、低インフレ状態が一過性のものではなく、今後も継続する可能性があるとの懸念も示されました。それを裏付けるようにCPIが伸び悩み、12月利上げ見通しが一歩後退。ドル売りが強まる結果になりました。


ウィークリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、112.12円です。
ピボットとは「回転軸」という意味で、このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。レートがピボット・ポイントより上で取引されているときは、ドル/円の相場は強気が優勢、下にある場合は弱気が優勢と考えます。

 ピボットが計算する今週の上値ライン(レジスタンス)は、112.56円、下値ライン(サポート)は111.42円です。

 

 デイリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、111.95円です。
ピボットが計算する今日のドル/円の上値ライン(レジスタンス)は、112.21円、下値ライン(サポート)は111.59円です。