「ダウの犬」を日本株に応用

 このシンプルな方法は、日本株にも応用可能です。

 NYダウは米国に上場する時価総額の大きい銘柄30から構成されます。日本で言えば、時価総額上位30社から構成される「コア30」と言う指数があります。その構成銘柄から配当利回りの高い10銘柄を選べば、「ダウの犬」と同様の戦略をとることができます。

 コア30に属する銘柄のうち、今期配当予想を開示している24社から、配当利回りの高い10銘柄を選んだのが、以下の表です。

<東証1部コア30採用銘柄のうち、配当利回り上位10社:12月7日時点>

NO コード 銘柄名 業種 配当
利回り
株価:円
12月7日
1株当たり
配当金:円
1 2914 日本たばこ産業 食品 7.2% 2,140.0 154
2 8316 三井住友FG 銀行 6.2% 3,082.0 190
3 8411 みずほFG 銀行 5.6% 1,332.5 75
4 8306 三菱UFJ FG 銀行 5.6% 448.5 25
5 8058 三菱商事 商社 5.3% 2,516.0 134
6 4502 武田薬品工業 医薬品 4.7% 3,870.0 180
7 8766 東京海上HD 損保 4.5% 5,273.0 235
8 8031 三井物産 商社 4.2% 1,910.0 80
9 7751 キヤノン 電機 4.1% 1,962.5 80
10 9433 KDDI 通信 4.0% 2,969.0 120
出所:配当利回りは、1株当たり年間配当金(今期会社予想)を12月7日株価で割って算出。今期とは、日本たばこ産業・キヤノンは2020年12月期、他は2021年3月期